一人親方の為の労災保険組合に加入した経緯
最近、親の家業を引き継ぎ、わたしは世間一般でいう一人親方になりました。親の稼業は内装業で多少の高所作業もあります。
一人親方という事で働いて得た収入は全て自分の利益になるのですけれども、労働中に怪我をした場合は何の保障もされません。
一人親方は個人事業主と同列に扱われ、自身の培った技術で肉体労働を行い仕事をするのですが、国からは一人親方は労働者とみなされていないのが現状です。
労働者ではないので労働者災害補償保険の適用が受けられません。要は仕事を継続する事が一時的でも不可能になった場合、労働監督基準署から労災の給付金が貰えないという事になります。
わたしは家族もおり、仕事の作業は高所作業もあるので、作業中に怪我を負い仕事が出来ない状態になれば収入が途絶えてしまいます。
ですので、わたしは一人親方の為にある労災保険組合に加入しました。この制度は月々1000円の加入組合費を支払い、希望する保険の費用を払えば、医療費は全額負担、休業保障も行ってくれます。
保障内容は非常に多岐に渡り、少し支払う費用を掛ければ、自分の身に万が一な事が起きても家族に余計な負担は掛けなくて済みそうです。
また、仕事中の業務災害だけでなく、現場へ通勤途中の事故も通勤災害として扱ってくれる事も助かります。
一人親方は他人からの干渉がなく、収入も全て自分の利益になるのですが、傷病を負った場合の無収入になるリスクが付きまといます。
ただ、上述した一人親方の為の労災保険組合に加入していれば、無収入になるリスクを低減出来るので、こういう制度があり助かっている次第です。