建設業労災保険の仕組みが分かる!
建設業労災保険はどのような仕組みになっているのでしょうか?どれくらいの保険料を支払うことで、万が一の時、どれくらいの給付を受けることができるのでしょうか?しっかりと理解しておきましょう。
まず、現在の日本の法律では、企業が人を雇った時、その雇った人が仕事中や通勤中に怪我をしてしまったら、その治療費はすべて雇っている企業側が負担するというルールになっています。
雇われている側からすれば、これほど嬉しいことはないですが、雇っている側からすれば、これほど大きな負担はないのです。なんとか企業側の負担を軽減する方法はないのか?そのような企業側の悩みを解決するために作られたのが労災保険です。
建設業にも労災保険があります。建設業は普通の仕事よりも怪我やもっと大きな事故を起こしてしまう可能性が高いので、そういった意味では必ず加入しておくべき保険と言えるでしょう。
怪我が重病になってしまえば、高額な入院費や手術費用や薬代まで負担することになり、会社の経営を圧迫するくらいのお金がかかってしまうかもしれません。
労災保険に加入した際に支払う保険料は、雇用した人に支払う賃金の0.3%と非常にリーズナブルになっています。これだけの少ない保険料で万が一の時のための補償が支払われるのですから、企業側にとっては保険に加入しておかない手はないということです。これぐらいの保険料なら、小規模で経営が不安定な建設会社でも労災保険に加入することができるのです。